輸入車でも正規輸入された右ハンドル車だと外車に乗っていることをあまり意識しないで済むでしょう。しかしアメ車となるとちょっと勝手が違う。本当に勝手が違う。アメ車の右ハンドルはほぼ無いです。
左ハンドルのアメ車に妻が同乗している時、つまり反対車線側に近い側ですね、この時必ず言われるのが、すれ違う対向車に近いから怖い!ということ。それもそうですよね。自分の運転とは違う感覚の人に命を預けているのに対向車と衝突したら死ぬのは自分だけということですから。なので同乗者がいるときは左寄りで走行するようにしています。前を行くアメ車がよく左路側帯にぎりぎり寄って走行しているのを見かけることがありますよね。アメ車はただでさえ車幅が大きいので対向車線側との距離が掴みにくいのでこのようになり易いですが、同乗者への配慮もあるのでした。
オフセット衝突(対向車や壁と車体の半分までが衝突すること)の場合、車はその衝撃に対して弱いので、左ハンドルのアメ車の場合、助手席が危ないということになります。ただし、衝突には物理学で言うところの運動量が大きく作用するので、頑丈に作られた2トン以上ある重いアメ車は相手の車に与える衝撃の方が大きく実際のところ双方にどのような被害が生じるのかは予想つかない。同乗者だけではなく相手の車の乗り手の命のことも考えて、本当に気をつけて運転したいところです。
さて左ハンドルで困るのが、高速道路のチケット、自動パーキングのチケット、ドライブスルーなどでしょうか。アメ車とバイクは高速道路でのETCの普及で本当に恩恵を受けましたね。ETC様様です。
ETC車載器は自分で設置するのが一番安上がりです。よっぽど気の利いたショップに行かないと設置する場所もカッコ悪い所に付けられてしまうので、自分でやるのがいいですよ。外車お断りのところもよくありますし。
アンテナは設置する位置がメーカーによって指定されているので、それに従って貼り付け。配線はAピラーのカバーを外して中を這わせるのがベストです。そしてETC車載器本体の電源はフューズボックスから直接取るのがスマート。シガーソケットから電源を取ると運転席周りが配線だらけで見苦しいのでここはぜひフューズから取りたいです。
そして、最終的にはセットアップが必要なのですが、これだけはセットアップができるショップに行かなければなりません。セットアップ料金は2〜3000円ぐらいです。所要時間は20分程度。
そして、肝心なのがETCカードです。ETCカードはクレジットカードを持っていればこれに対して1枚発行されます。なので車を数台所有していてそれぞれが高速道路を利用する機会がある場合に1枚だと面倒なこともあります。
この時は複数のクレジットカードに紐付いたETCカードを持つかあるいはETCパーソナルカードという手段もあります。ただETCパーソナルカードは使える範囲が高速料金だけであるにも関わらず、提出書類やデポジットが必要など少し面倒なのでクレジットカードが取得できない人向けかなと思います。
複数枚のETCカードを取得する別の方法としては今あるクレジットカードの家族カードを発行してもらって、これのETCカードを使うという手もあります。この場合、支払いが一元化できるので利用料金を管理しやすいと言えます。
パーキングのチケットの受け取りはマジックハンドが結構使えます。完璧じゃ無いけどこれで何とかチケットを引っ張って取れます。薄いチケットを確実に取るために少し改造した方がいいかなとも思います。料金の支払いはできれば事前支払いのできるところがいいですね。
僕はマジックハンドも車内に用意していますが、大概はシフトをPに入れ、サイドブレーキも引いてからシートベルトを外し、助手席まで移動してチケットを抜くなり、料金を支払ったりすることが多いです。ドライブスルーも然り。後続車を若干待たせることになるけど、開き直ってドーンと構えていればいいと思います。
何が何でも無理して車の中から済ませようと頑張るのはかえって見苦しいので、状況によっては車を降りて回って済ませたほうがカッコいいですよ。もちろん同乗者がいればこういう問題は解決されているので、何も心配することは無いですね。
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