ちょい古アメ車はエアコン関係は故障が多いかもしれません。それより古い車はエアコン故障はあまりない。なぜならエアコンがそもそも付いていないから!😌😀🤣
バンライフはなるべく出費を抑えて生活したいのが基本ですね。ならば簡単な修理は自分でやってみましょう。もちろん男性女性関係なく車の修理は自分で出来ることは多いのです。
さてエアコントラブルといえばエアコンガス漏れによる冷えない症状や温風冷風の切り替え不良そして冷風が出ない!と思って風量調節ノブを回してみたら全開の時だけ風が出るという症状などなど。
今回はこのエアコンの風量MAXだけしか使えない故障を取り上げてみます。この故障はかなりメジャーな故障なので他サイトでもよく出てくると思います。
この箱がコンプレッサーの次にエアコン関係のパーツとしては重要なエアコンユニットです。
中にはエバポレーターコイルやヒーターコア、切り替え用フラップ(エアードア)などが入っています。
ラムバンの場合、この箱内部へのアクセスは難易度高めです。エアコンの配管が被っているのでこれらを外さないとケースを開けられないからです。
でも今回の風量MAX故障ではこのままの状態で修理が可能です。とても簡単な修理なのでよく取り上げられているのですね。
写真のレンチをかけたところボルトで外せる部品が付いています。外してみると細長いパーツが中から出てきます。
これはブロアモーターレジスターという部品です。直訳すれば”送風モーターの抵抗器”といった感じでしょうか。その名の通り抵抗値を増減させて風量(モーター回転数)を調節しているようです。
調整用抵抗が死んでも最大風量なら動く仕様になっているのが興味深いですね。アメリカの砂漠や大平原走行中にこの部品が壊れたときでも最大風量(抵抗無し)なら動くということは文字通り死ぬほどの暑さの中(あるは極寒の中)、次の街まで生き延びられる可能性が高いわけで、、。アメ車ってこんな感じの作り方というか基本ポリシーを感じる時があります。色んなものが壊れるけど次の街まではなんとかなっちゃうような安心感みたいな。V8エンジンなんてひとつふたつプラグの火が飛ばなくても気が付かないかもしれない。
故障して取り出した部品と新品とをテスターを使って比較してみるとどこの抵抗がパンクしているか分かります。その抵抗を取り替えればまた再生してこのパーツは使えると思いますが、ちょっと調べた限りでは同じ抵抗が見つけられなかったので、地道に探ってみようとは思っています。
毎度ですが、必ずバッテリーのマイナス端子を外してから作業しましょうね!
この故障は命に関わらないし、会社にも遅刻しないし、車検にも関係ない。どうでもいい故障ナンバーワンかな。でも全開はうるさいし不便なので部品交換で気持ちよくしましょう。
ちなみにそれほど高い部品でもないし、社外品が出回っているので、僕は安い知らないパーツメーカーのものを使っています。また交換すればいいので。でも普通に動作しているようです。ここでもまた中国品が多いです。社外パーツはコネクターとの噛み合いが悪いものが多いです。そんな時はカッターやヤスリで削って形を整い合わせます。
コネクタを元に戻して修理は完了。これだけです。
ちなみリアエアコン付きのモデルでは同じ部品が後ろのエアコンユニットにも付いているので同じように交換すればいいです。
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