輸入車(外車)は特別か:ベンツやBMWのエンブレムが無かったら、その車は売れただろうか?

輸入車(外車)に乗る人は何を求めているのだろうか


 最新の高級車であれば成功したステイタスの証とする人もいるでしょう。希少なビンテージカーなら投資目的も含まれているかもしれません。ではそれ以外のごく普通の人たちが外車を選ぶ理由って何なのでしょうか。今、外車に乗りたいなと考え迷っている人たちの背中をそっと押してあげたいと思います。

アメリカで大人気80’s日本車

 アメリカやヨーロッパでは日本の旧車が大人気らしいです。(今や世界的に各国旧車価格が高騰していますが)シビック、スープラ、RX-7、アコード、R32スカイライン、フェアレディZ、、、あの頃から価格は高かったのですが今でもいいお値段で取引されているようです。

 本来、アメリカでは右ハンドルの車は登録できない。しかしいわゆる25年ルールが適用される時代のものは右ハンドル車でも登録が可能となる為、昔の車が人気となっているのです。この頃の日本車といえばバブル時代で個性に富んだ車が多く発売されました。バブルの頃のマンションは造りが良いと言われるように、この頃の車もまたかなり開発費をかけているし、内装も良質な車が生産されたのです。
 私の高校・大学時代ですが、今みたいにプリウスみたいな無難な車を選ぶ若者はいなかったですね。セリカXX、いすゞジェミニ、MR2、シルビア、プレリュード、、、。バイトでもかなり稼げた時代、がむしゃらにバイトに精をだしたものです。

車=デート直結時代ですから、もう必死ですよ。😁

 当地アメリカではデカい、パワフルが売りのアメリカ車に対して、小型でレスポンスの良さが売りのスポーティな日本車は新鮮なのでしょう。燃費もまあまあいいですし。そしてカスタムがしやすいというのも人気の秘密らしいです。

日本での輸入車の現状

 逆に日本での輸入車の現状を見てみますと、ドイツ車(ベンツ、BMW、アウディ、ワーゲン)!ばかりですね。あとはフランス車、イタリア車、イギリス車が少しづつパイを分け合っている感じですか。アメリカ車は無し。おっと、JEEPだけは入れてやってください。

 フォルムデザインでは個人の好みが大きく分かれるところですが、タイヤが4つ付いた自動車は基本的に同じですから、性能や内装で違いを作っても、クーペはクーペ、ワゴンはワゴン。わざわざ外車を選ぶ理由ってなんだろうと思います。

You乗っちゃいなよ!君の感性は正しい

 どこの国でもよその国への憧れがあるのかなとも思います。特別な自分を演出するための小道具か、ちょっとした感覚の違いが新鮮なのか。あるいは物理的に大きな違いがあるというもあります。

 どこへ行ってもどこを見てもピカピカの同じような形の日本の車。これが既に没個性。こうった現象に対して密かに、恐らく自分でも気がつかないうちに反発している人達が輸入車や旧車に目を向けるのではないでしょうか。

 日本は製造から13年経つと重課税となり、旧型の車が悪いかのような扱い。よって比較的新しい車ばかりの世の中になってしまっています。政府の自動車メーカーへの忖度以外何者でもありません。この点はアメ車フリークの所ジョージさんも言ってますね。影響力のある人がもっと物申してくれれば何か変わるかもしれないのにな〜。

欧米では旧車優遇

 逆にアメリカでも欧州でも古い車は税や車検などで優遇措置をとっています。日本とは全く逆なのです。
古い車を大事に丁寧に扱って、長く乗り続けることはとてもエコロジカルな生活と思います。

欧米では古い車を大事にする文化が育っています。


 今、輸入車(外車)に目が向いている人にはぜひ一歩踏み込んで販売店に足を運んでもらいたいですね。あなたの感性とその選択は間違っていないのです。自分らしい一台を幅広い選択肢の中から選んでもらいたいと思います。

 私はアメ車貨物バンに乗っていますが、理由はとにかく荷物が沢山積める大きいのが好きなことと大排気量エンジンの魅力につきます。これはまさにアメリカ大陸のような大らかさを車自体が体現していると感じるからです。アメ車って言っても本国では当然、おばちゃんも乗ってるし特別なものでもないですね。気負いもドヤ顔も必要なし。

 どの車にもその国の特徴が、その国の人間性が反映されていると感じます。ドイツ車には几帳面な気質を、イタリア車にはラテンの熱い血を感じます。だから自分の気になる国から選ぶのも間違いない良い手段かもしれませんね。

ネコ・パブリッシング 発売日3,6,9,12月の1日 参考価格2,450円
kazzt

九州在住 50代子どもおっさん  見た目はおっさんになったけど中身が進化していないことに最近気づく。小説家希望だが感性と語彙力のなさから断念、webライティング主体で頑張る日々。 単車に恋する10代の頃から日本中をツーリングして周る。その際どんな山奥で単車が壊れても必ず自分で修理して家に帰るという熱い信念のもと、独学で修理を覚える。エンジンをバラして元に戻すことも。そんなこんなで早30年が過ぎ、典型的サンデーメカニックは今日もエンジンルームに頭を突っ込むのであります。(歳をとったので単車は禁止となりました)\( ˆoˆ )/

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